【2025年版】つみたてNISAおすすめ証券会社ランキング

はじめに

【2025年版】つみたてNISAにおすすめの証券会社とは?

2024年に行われたNISA制度の大幅改正により、「つみたてNISA」はさらに使いやすく、魅力的な制度へと進化しました。年間の非課税投資枠が広がり、制度が恒久化されたことで、「始めるなら今」という声が一層高まっています。これにより、老後資金の準備や将来の資産形成を意識し始めた初心者の間でも、「まずは何から始めればいいの?」という関心が一気に高まっています。

その第一歩が、つみたてNISAに対応した証券口座の開設です。しかし、今やネット証券を中心に多くの金融機関がつみたてNISAに対応しており、どこで口座を開設すればいいのか迷ってしまうのが正直なところ。

証券会社選びに失敗すると、取扱商品が少なかったり、手数料が高かったり、使い勝手が悪かったりと、ストレスを感じてしまうことも…。だからこそ、最初の1社は「信頼できて長く使えるサービス」を選ぶことが大切です。

本記事では、投資初心者が安心して利用できるつみたてNISA対応証券会社を、ランキング形式で厳選してご紹介します。評価のポイントは、「手数料」「取扱ファンドの豊富さ」「使いやすさ」「スマホアプリの利便性」「ポイント連携」「初心者へのサポート体制」など、多角的に比較しています。

たとえば、楽天経済圏を活用したい人には楽天証券、低コストインデックスファンドで堅実に運用したい人にはSBI証券、スマホだけで完結するシンプルさを求める人にはLINE証券など、それぞれのライフスタイルや投資スタンスに合った選択ができるように構成しています。

これから資産形成を始めようと考えているあなたにとって、最初の証券口座選びが「未来の資産の土台」になります。このランキングが、その大切な一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。


第1位:楽天証券

楽天経済圏で“投資のハードル”を下げる、初心者の最強パートナー

楽天証券は、ポイント活用と利便性の高さから「つみたてNISA初心者」に最も支持されている証券会社の一つです。最大の魅力は、楽天ポイントを使って投資信託が購入できること。普段の買い物や楽天カード利用で貯めたポイントを、1ポイント=1円として投資に回せるため、「現金を減らさず始められる安心感」が抜群です。

つみたてNISAで選べる投資信託のラインナップも充実しており、低コストインデックス型の「eMAXIS Slimシリーズ」や、米国株に連動する「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)」など人気商品が揃っています。初心者向けのガイドページやファンドランキングも定期的に更新されており、「どれを選べばいいのか迷う」という人でも選びやすい設計になっています。

さらに、楽天証券のスマホアプリ「iSPEED」は直感的に操作できると評判で、投資状況の確認・積立設定・チャート閲覧などがスマホひとつで完結。特に、つみたてNISAユーザー向けに「積立カレンダー」「分配金履歴」「運用成績の推移」が見やすく整理されている点は、多忙なビジネスパーソンや主婦層からも高評価を得ています。

楽天カードでクレジット決済することで、毎月の積立額に対して1%の楽天ポイントが還元される特典も見逃せません。仮に毎月33,333円(年間40万円)を積み立てた場合、年間で約4,000ポイントが還元される計算になり、これをさらに再投資することで「複利効果」を高めることも可能です。

一方で、楽天経済圏に慣れていない人や、他のポイントを多く活用している人にとっては、「楽天一色」になりがちな点をデメリットに感じるかもしれません。ただし、投資初心者が気軽にスタートしやすく、かつ日常生活と投資をリンクさせやすい仕組みが整っている楽天証券は、「最初の一社」として非常に優秀です。

迷ったらここから始める。それが、楽天証券最大の強みかもしれません。

メリット
・楽天ポイントで投資ができる
・楽天カード積立で1%還元(投資信託)
・eMAXIS Slimや楽天VTIなど人気ファンド多数
・アプリ「iSPEED」が初心者にも使いやすい
・楽天市場や楽天経済圏との相性が良い

デメリット
・楽天経済圏以外の人には恩恵が少ない
・一部、取扱商品がSBIより少なめな面も


第2位:SBI証券

「迷ったらSBI」──王道の低コスト×豊富な商品ラインナップで安心の資産形成を

つみたてNISAを本気で活用したい初心者から上級者まで、幅広い層に支持されているのが「SBI証券」です。ネット証券業界最大手として、長年の実績と安定感を誇るSBI証券は、特に「低コストで長期運用をしたい」投資家にとって鉄板の選択肢です。

まず注目すべきは、取扱ファンド数の多さ。つみたてNISA対象商品の中でも、SBI証券では170本以上の投資信託が選べるため、自分の投資スタイルにぴったりの1本を見つけやすくなっています。もちろん、人気の「eMAXIS Slim」シリーズや「SBI・Vシリーズ(SBI・VTI、SBI・全世界株式など)」など、超低コストファンドもしっかりラインナップ。

SBI証券のもう一つの強みは、ポイント投資の柔軟さ。TポイントやPontaポイント、Vポイントといった複数のポイントに対応しており、自分がよく貯めているポイントで投資を始めることができます。楽天証券が楽天経済圏に特化しているのに対し、SBIは「ポイントの多様性」が魅力。各種クレジットカードと連携すれば、投資額に応じた還元も受けられます。

操作面でも、スマホアプリ「SBI証券 米国株アプリ」や「かんたん積立アプリ」などが充実しており、初めての人でもストレスなく操作できます。また、Web上のマイページも見やすく、つみたて状況の確認・変更も簡単。長期投資を継続するうえで、「使いやすいこと」はとても重要です。

さらに、SBI証券の特徴として外せないのが、将来的な拡張性です。つみたてNISAで投資を始めた後、「iDeCoも始めたい」「米国株にも挑戦したい」と思った時に、そのままSBI内で一元管理が可能です。資産運用における“ステップアップ”に強く、初心者が中長期的に利用する上でも非常に相性が良い設計となっています。

一方で、楽天証券に比べると「初心者向けのナビゲーション」はやや少なめという声もあります。しかし、SBI証券は“本物志向”のユーザーに向けた設計になっており、本気で資産形成を考えているなら、選んで後悔のない一社といえるでしょう。

「迷ったらSBI」という言葉は、2025年になってもなお、多くの投資家から信頼される証です。

メリット
・業界最大級の取扱商品数
・Tポイント、Ponta、Vポイント等で投資可
・SBI・Vシリーズなど超低コスト商品が充実
・将来的にiDeCoや外国株へも拡張しやすい
・手数料が業界最低水準

デメリット
・楽天のような統一された経済圏はない
・初心者向けガイドはやや少なめ


第3位:松井証券

初心者にやさしいUIと徹底したサポート体制が魅力。投資が“はじめて”でも安心して使える証券会社

長い歴史を持つ老舗証券会社でありながら、時代に合わせてスマートなサービスへと進化し続けているのが「松井証券」です。特につみたてNISAにおいては、「初心者でも使いやすい」「無理なく続けられる」という視点で設計されたサービスが豊富で、これから投資を始める人にとって非常に親切な一社といえるでしょう。

松井証券の最大の魅力は、操作のしやすさと安心感です。スマホアプリ「投信アプリ」はシンプルかつ直感的なデザインで、つみたてNISAの状況を「今いくら積み立てたか」「どのくらい増減しているか」を一目で把握できます。また、購入・売却・積立設定などの操作が迷わずできるため、他の証券会社で「操作が難しくて続かなかった」という方にもおすすめです。

さらに、松井証券はサポート体制が非常に手厚いことでも知られています。平日の日中だけでなく、土曜日も電話サポートに対応。初心者からの相談にも丁寧に答えてくれるため、操作や制度について不安な方でも安心して使い続けられる環境が整っています。

取扱ファンド数は他社に比べてやや少なめですが、逆にそれが初心者にとって「選びやすい」「迷わない」メリットになります。中でも、eMAXIS SlimシリーズやSBI・Vシリーズなどの王道インデックスファンドがしっかり揃っており、長期積立には申し分ないラインナップです。

また、100円から積立できる少額投資対応、NISA専用ダッシュボード、運用資産を円グラフで見やすく表示するUIなど、視覚的に分かりやすく、毎月の積立が「続けたくなる仕組み」になっているのも特徴。金融機関の多くが「プロ向け」のUI設計になっている中で、松井証券は「初心者にとってのやさしさ」を追求している点が他と一線を画します。

一点、楽天証券やSBI証券のような「ポイント投資機能」はないため、ポイントを活用したい方にはやや物足りない面もあるかもしれません。ただし、「シンプルで分かりやすい設計」「すぐ相談できる安心感」「画面が見やすく、挫折しにくい」など、投資初心者が最も求める“やさしさ”においては、群を抜いた一社です。

はじめての証券口座選びで不安を感じている方にこそ、松井証券は強くおすすめできる選択肢です。

メリット
・初心者にわかりやすいシンプルな画面設計
・電話&チャットのサポートが丁寧で親切
・100円から積立可能でハードルが低い
・NISA専用の視覚的UIが使いやすい

デメリット
・ポイント投資などの還元制度がない
・取扱商品は他社より少なめ


番外編:その他の注目証券会社もチェック!

〜あなたのスタイルに合う「もう一歩先」の選択肢〜

楽天証券・SBI証券・松井証券が定番である一方、「自分の生活スタイルにもっと合った証券会社を選びたい」と思う方も多いはず。そんな方におすすめしたいのが、LINE証券・マネックス証券・auカブコム証券といった“新世代型”や“拡張性重視”の証券会社です。以下、それぞれの特徴を紹介していきます。


 LINE証券|スマホで完結、LINE世代に最適なカジュアル投資

LINE証券は、日常的に使っているLINEアプリと連携し、スマホだけで完結する手軽さが最大の魅力です。アプリ上で口座開設〜積立設定までできるシンプル設計で、「投資は難しい」と感じていた初心者に大人気。
LINEポイントを使って投資できる点も特徴で、「現金を使わずに始めたい」人にぴったりです。

つみたてNISAでは、厳選された人気ファンドのみが並び、迷うことなくスタートできる仕様。ただし、ファンド数が少なく、本格的にファンド比較をしたい人にはやや物足りないかもしれません。


 マネックス証券|拡張性重視ならココ!米国株・仮想通貨まで対応

将来的に米国株・仮想通貨・ロボアドバイザーなど、幅広い投資を見据えているなら、マネックス証券が有力候補になります。つみたてNISAでは定番の低コストファンドが揃っており、NISA+αの運用を考えている人に好まれています。

特に、マネックスカード積立は1.1%のポイント還元が魅力。楽天カード積立(1%)やSBIカード積立(0.5〜1%)と比べても、還元率の高さで差別化が可能です。
ややアプリが中級者向けという意見もありますが、複数の資産を一元管理したい人には理想的な一社です。


 auカブコム証券|au経済圏ユーザーの“隠れた名プレイヤー”

KDDIグループが運営するauカブコム証券は、auユーザーやUQモバイルユーザーとの親和性が高く、Pontaポイント連携も強みの一つ。クレカ積立ではau PAYカードとの連携で1%の還元が得られます。

つみたてNISAでは定番の低コストファンドを網羅しており、SBI証券と同様にSBIグループ系ファンド(SBI・Vシリーズ)も扱っている点が魅力です。また、セキュリティや画面の安定性にも定評があり、「スマホ操作が得意でない人」にも使いやすいUIが整っています。

ただし、知名度では楽天やSBIに劣るため、選択肢に入っていない人も多いかもしれません。実はかなりバランスの取れたサービス設計になっており、「auユーザーなら検討の価値アリ」です。


まとめ

つみたてNISAを始めるにあたって、最初に立ちはだかる壁のひとつが「証券会社選び」です。ですが安心してください。正解はひとつではなく、それぞれの証券会社には明確な「強み」と「向いているユーザー層」が存在します。大切なのは、自分のライフスタイルや投資の目的に合った一社を選ぶことです。

たとえば、普段からLINEを活用していて「とにかく気軽に投資を始めてみたい」と思っているなら、LINE証券はまさにぴったりの選択です。スマホ完結型のシンプルな操作性、LINEポイントで投資ができる柔軟性など、投資のハードルをグッと下げてくれます。「投資は難しい」という固定観念を打ち破ってくれる、まさにカジュアル投資の入り口です。

一方で、「投資で本格的に資産形成を目指したい」「将来的に米国株や仮想通貨にも挑戦したい」という方には、マネックス証券がおすすめです。つみたてNISAはもちろん、個別株やロボアドバイザー、さらには暗号資産まで扱えるマネックス証券は、資産運用の“拡張性”が群を抜いています。将来を見据えた投資プラットフォームを求める人にとって、非常に頼もしい存在となるでしょう。

そしてもし、あなたがauやUQモバイルのユーザーであれば、auカブコム証券も見逃せません。Pontaポイントを活用した投資や、au PAYカードとのクレジット積立によるポイント還元など、通信と投資を連携させた“経済圏型”の資産形成が可能です。SBIグループのファンドも扱っているため、運用商品の質も申し分なし。au経済圏の中で資産を効率的に増やしたい方にとっては、非常に魅力的な一社です。

このように、それぞれの証券会社には異なる価値があります。だからこそ、ランキングや評判だけにとらわれず、自分がどういうスタイルで投資を続けていきたいかを基準に選ぶことが重要です。

つみたてNISAは、一度始めたら「長く付き合う相手」です。だからこそ、最初の一社選びは慎重に、でも前向きに選んでください。あなたの未来のための資産形成、その第一歩を、自分にぴったりの証券会社とともにスタートしましょう。

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